日本の水は世界的に見ても軟水で、飲み口はまろやか肌や髪にも優しい水です。
一方欧米では、ニューヨーク・マドリッド・エディンバラ等の一部を除くと殆どの地域が硬水で(オーストラリアやニュージーランド、台湾なども軟水)、日本人がそうした地域に移住するとだいたい水の違いに悩まされます。
私もキプロスに来てしばらくは、特に髪の軋みに悩まされました。湯シャン (お湯だけで髪を洗う) に変えてからはだいぶ良くなりましたが、今度は日本に一時帰国の際に同じように湯シャンすると皮脂が落ちなかったり.... 国を移動する度に水の違いを実感させられます。
そんな訳で無駄に気になりだした水 .....。
で、買ってしまいました ↑ ”TDS メーター(Total Dissolved Solids:総溶解固形物)” 。水の硬度を測定するためのガジェットです。
水の硬度は水中に含まれるカルシウムとマグネシウムから計測されるのですが、↑のような一般用途ガジェットの場合、カルシウムとマグネシウム以外の不純物を加味した測定となります。
実は、7月8月の旅にはこの ”新しいおもちゃ” を持ち歩き、宿泊したホテル全てで水道水の測定をしてきました。
硬度の測定値は一定ではないため正しくは平均値を出すようですが、私の測定は一回きりなのであくまでも目安として参考にしてもらえたらと思います。
※ WHOでは120mg/l 以上を硬水、それ以下を軟水と定義付けています。
★ スイス
チューリッヒ:7月 180mg/l, 8月 135mg/l
※ 同じホテルの異なる塔に宿泊しました
バド・ラガズ:169mg/l
( バド・ラガズの飲料水:1460mg/l )
グシュタード:175mg/l
セント・モリッツ:77mg/l
ルガーノ:145mg/l
★ ドイツ
ローテンブルグ:234mg/l
バーデン・バーデン:192mg/l
★ モナコ
モンテカルロ:252mg/l
★ UAE
ドバイ:244mg/l
★ キプロス
リマソルの自宅:340mg/l
( 精製水:13mg/l )
★ 日本
埼玉の実家:100mg/l
私はキプロスで使っているお気に入りの石鹸を旅行中も使っているのですが、ローテンブルク・モナコ・ドバイ あたりは、石鹸の泡立ち方でこりゃ硬いねと気がつきます。硬水だと石鹸の泡が立ちにくく、流しても石鹸成分が残り易いのですよね。。
残念なことに、ウォーターソフトナーを入れているキプロスの自宅の水が一番硬水と出てしまいました。ウォーターソフトナーが上手く働いていないのでしょうか(泣)
でもなぜか、ローテンブルク・モナコ・ドバイよりもキプロスの水の方がもっと石鹸の泡立ちは良いのですよね(と言っても日本でできるようなきめ細かい泡は立ちませんが)。不思議です。肌も、ひょっとして石鹸も、ずっと使っている水に慣れるのでしょうか.......。
それから、キプロスでアイロン用に使っている(そうしないとスチームの噴射穴が直ぐに詰まります)精製水も計測したついでに飲んでみたのですが、むしろ何か入っているんじゃないかと思う程マズかったです。ミネラルって大事なのですね.....。
スイス バド・ラガーズのホテルでいただいた水を一口いただいたら衝撃のバリカタだったので、測定してみたら驚きの数値1460mg/l が出ましたよ。恐らく日本で一番有名な硬水はコントレックスだと思いますが、調べてみたら同じくらいの硬度でした。お腹が痛くなるといけないので一口でやめておきましたが、ダイエットには良いのでしょうね。
これからも海外に出るときは水の計測を続けてみたいと思います。もしも!ご興味のある方がいらっしゃったら、記事の更新をお楽しみに ☺︎