キプロスちゃん観光情報局

旦那さんはマフィア顔したお茶目なキプロス人。 時折強い日差しにやられながらも、地中海の豊かな食文化や伝統を守るのどかな村の風景に癒され、キプロス生活を満喫しています。 近年増えているキプロスへの日本人旅行者さん向けに、リアルな観光情報をシェアしたいと思います。 たまに、海外旅行ネタも。。

カテゴリ:食事 > レシピ

日本では最近「学校にエアコンディションが必要か」について議論になっていますよね。


これをキプロス人に話すとこんな答えが返ってきました。「そもそも、そんなに暑いのになんで休みじゃないんだ」


ポイントはそこかっ!!笑


確かに、キプロスでも所謂公立校にはだいたいエアコンは付いていませんが、6月の最終週から9月頭まで夏休みなので、エアコンがどーのといった問題が取り沙汰されることもありません。


さて、今日はキプロス人が良く食べている、とってもヘルシーなお豆のサラダをご紹介したいと思います。


何故ならこのメニュー、暑さで食欲が落ちていた日本の父にも「これならたくさん食べられる!」と好評で、しかも、簡単で楽ちんなので母にも大好評!暑い夏におすすめのメニューなのです。



◎ ルヴィ豆のヘルシーサラダ レシピ

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ギリシャ語:Louvi
英語:black eyed beans
日本語:黒目豆


ルヴィは最もギリシャやキプロスで食べられている豆の一つ。食べ方はもの凄くシンプルで、ズッキーニやインゲン等の野菜と一緒に茹でるか、下の写真のようにお豆と生野菜などを合わせてサラダにします。


出来れば、黒の部分が小さくて薄い色の物を選んでください。(私は間違えて黒々しているものを買いました→写真)白インゲン豆やひよこ豆など、他のお豆でも大丈夫です!


ではでは、レシピ(という程のものでもないですが)です。


《材料》2人分

・ルヴィ(黒目豆)ー 1.5 ~ 2 カップくらい
・トマト ー 1つ
・玉ねぎ ー 半分くらい?
・パセリ ー 適当
・アボカド ー 1つ
・塩コショウ ー 適量
・オリーブオイル ー 適量
・レモン(ポッカでもOK) ー 適量


《作り方》

1) ランチにする場合、お豆を前夜から水に浸けておく。

2) 朝、新しいたっぷりの水でお豆を茹でる。沸騰したらもう一度水を替えて塩適量を加えて茹でます。沸騰したら中火(グツグツ泡が出る程度)にして約30分茹でる。

※ 茹で時間はお豆にもよるので、20分過ぎたら様子を見て好きな硬さに茹でてください。

3) お豆を茹でている間に、トマト・アボカドをさいの目切りに、玉ねぎは大きめのみじん切り、パセリをみじん切りにする。

※ 玉ねぎの辛みが苦手な方は水にさらしてから水気を切ってください。あまりさらし過ぎると、料理のアクセントになる玉ねぎの香りも抜けてしまうので要注意です。

4) 茹で上がったお豆の水を切って、器に盛り、野菜をトッピングする。

5) 香りの良いエクストラヴァージンオリーブオイルとレモン汁をたっぷりかけて出来が上がり。



ツナ缶のトッピングもおすすめです!!水煮缶を使う時はさっと水を切ってオリーブオイルを混ぜておくと良いですよ。


前回の記事「世界中が注目するギリシャ・キプロスの健康的な食事」でも触れたように、お豆には現代人に欠かせない栄養素がぎっしり詰まっています。是非ぜひ皆さんお試しください ☺︎

今は一年を通して色々な種類の野菜や果物が手に入りますが、やっぱり旬の物をいただく喜びは格別ですよね。


キプロス(ギリシャ)で今が旬と言えば、柔らかい葡萄の葉を使うクーペッキャや、花ズッキーニ(ズッキーニの花)のゲミスタです。


どちらも、旬があることに加えわりと手のかかるお料理なので、"ちょっと特別な日の家庭料理" といったメニューです。


先日、花ズッキーニのゲミスタを作ってキプロス人の義母に写真を送ったところ、大喜びして「Bravo!!!  Im so proud of you ❤︎ !!!」(あなたを誇りに思うわ!) と褒めてもらったので、今日は調子に乗ってそのレシピをシェアしたいと思います。


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花ズッキーニのゲミスタ(Gemista) レシピ


《材料》軽めの4人分くらい

・牛ひき肉............350g
・玉ねぎ............中2つ
・ズッキーニの花............40こ
・お米............半カップ(イタリア米か日本米)
・トマト缶............200ccくらい(フレッシュトマト大1でもOK)
・ニンニク............2カケ
・パセリ............適量(あればディルも加える)
・乾燥ミント............適量
・塩コショウ
・オリーブオイル
・ローレル............2枚
・ブイヨン............1
・レモンの絞り汁............半個~1個分
・ギリシャヨーグルト お好みで


《手順》

1) お米を洗って30分くらい水に浸しておく。

2) ズッキーニの花を優しく洗って雄しべを取り除き、水を切っておく。

※ 花が破けないように注意!花の中にチョロチョロと水を入れ、とげ抜きで雄しべを取り除くと良いですよ。

3) テフロン加工されたお鍋にオリーブオイル大2をひいて、微塵切りにした玉ねぎをキツネ色になるまでで炒め、火を弱めて微塵切りしたニンニクを加えて香りを出す。

4) 3にトマト缶と水を切ったお米、ブイヨンを入れて、強めの中火で水分を飛ばす。

5) 火を止めたら、微塵切りしたパセリ、乾燥ミント、塩コショウを入れて混ぜ合わせ、ボールに移して粗熱をとっておく。

6) 5と牛ひき肉を混ぜ合わせる。

7) ズッキーニの花に5のフィリングを詰めていく。

※ 詰めすぎると花が破けてしまうので注意!花びらが分かれるところまでフィリングを優しく詰めて、花びらを一枚ずつ中に押し込んでいく。最後の1,2枚の花びらは包むようにして花びらを下にして置く。

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8) 7を先程使ったお鍋に隙間なく詰めていく。
※ 2層3層と重ねても大丈夫ですが、隙間なくギュウギュウに詰めてください。どうしても隙間ができてしまう場合は、人参などを適当な大きさにカットして穴を詰めます。

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9) ひたひた弱になるくらいに水を入れ、ローレル、オリーブオイル大さじ2、レモン汁を加え、落し蓋をしてから蓋をします。中強火で20~30分程蒸し煮にした後、火を弱めて蓋をずらし余分な水分を飛ばします。


出来上がったらそもままお鍋の中で冷まして、味がしっかり馴染んだ状態でいただきます。ギリシャヨーグルトを添えるのがこちら流です。



もし新鮮なズッキーニの花が手に入ったら、是非ゲミスタを作ってみてください。自然な甘みがあってとても美味しいですよ😋


最後に一つ、注意点。ズッキーニの花は朝摘みの新鮮なものを使用します。花がしおれてしまうと包みにくくなるので、できれば朝手に入れて朝のうちに作ってしまうのが良いですよ。

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